シナリオ・ストーリー 5
中世ファンタジーでありながら、殺伐かつ世紀末的なまさに世紀末ファンタジーライフ。
そんな中で生きる善人と悪人、そしてその「守護者」たちをくどくなく、しかししっかりと描いている。
特に人間と守護者の関係については、大抵の物語では味方か敵かで両極端に分かれる中、感心させられた。
グラフィック 4
決して下手ではないと思うが、所謂「美麗」絵ではない。
キャラチップも含め3種類から選べるなど十分配慮されている。
ただ、所謂「美形」キャラが少ないのがこのゲームの完成度に対して、
プレイ人口が少ない原因なのかとも思ってしまう。
でも、美形キャラぶち込んだらこの独特の世界観が壊れてしまいそうな気もする。
サウンド 4
素材曲も使用しているが、ゲームイメージにマッチした自作良曲も多い。
ただ、印象に残るような曲はなかった。
システム 4
援護や護衛など独自のシステムを取り入れ、装備やスキルを考える楽しみがある。
耐性が重要になるので、個人的にはメガテンを思い出した。
ただ、ミニゲームやダンジョントラップの難易度が高い(きつい)。
ミニゲームはスキップできるなど細やかな配慮もされてるが、
ダンジョントラップはモンスターが薬箱に見えるような(レベルにしないときつい)
本末転倒な感じになってしまった。
オリジナリティ 5
フリーのフリーシナリオRPGとして、人は選ぶものの合う人にとっては名作。
「自由度が高い」と売り込みながら、実際は攻略順と反応位しか選べないゲームが商用含めて多い中、
善人にも悪人にもなれて、世界の破滅に対しても「そうですか。」で流せる本当に「自由度が高い」ゲーム。
総評 5
「もっと評価されるべき」一作だと思う。
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