しばいぬとどれい
近未来を舞台とした、今や風刺にできない「最後期高齢者」制度を描いた短編。
どれいさんの『突然ゾンビが大量発生したり、隕石が地球に衝突するようなフィクションじゃないのが一番怖い。』という文には全面的に同意。
現実的な、現実化しそうな恐怖がある。
手塚神が書いた高齢者問題の皮をかぶったホラー・サスペンス。
こいつなんでも書いてるな・・・(誉め言葉)
シグルイで有名な山口貴由の作品。
迫力のある画力と独特のセリフ回しは健在。
・・・なのだが、全10巻で完結はしているものの、読者からすると不良燃焼という終わり方。
誰が言ったか「すごく面白い読み切り(第1話)の詰め合わせ」。
ただ、個人的には大体師匠の師匠、あるいはそのまた師匠で言及されて終わる上泉信綱が
しっかりと描かれ倒されるのが貴重。
猫かわいい。あとセンス◎。
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