2016年12月4日日曜日

「世界最古の物語」でのバアルとアナト要約

古本屋で「世界最古の物語」(H・ガスター著 矢島文夫訳)を見つけたので購入。
相当に古い本だがカナン神話を取り扱った本は少ないし、散逸した部分が多い神話は
補填・解釈の違いも楽しめるので一粒で二度おいしい?

そこでゲームアプリなどでも最近ひそかに登場機会が増えている(気がする)
バアルとアナトの2柱の活躍を要約しよう。

バアル

・ヤムとの戦い
ヤムとの地上の支配者争いにて主神に選ばれず
→姉妹のアスタルテ・アナトに手助けを頼む
→アドバイスを受け、神の鍛冶屋(コシャル・ハシス=民間ではプタハと同一視)に武器作成依頼
→二本のうち一本を外し、残りひとつを命中させ倒す
→浮かれてとどめをさすのを忘れる
→アスタルテに叱られて完全にグロッキーにさせる

・宮殿を建てる
→王だが、宮殿がないために神々が命令に従わない
→妹のアナトにとりなしを頼む
→その際の注意は的確、成功
→宮殿を建てた後に竜の復活を恐れ、完全に息の根を止める

・モトとの戦い
→反乱を恐れ、地下と砂漠から出てくるなと使者に伝えさせる
→モト激怒
→贈物、お世辞でどうにかしようとする
→通じなかったので戦いの準備をして、宴に赴く
→死の食物をうっかり食べて捕虜になる
(「同じようにすばやく狩をし、機敏に槍を使い、見目よい好男子」は現れず、
役者不足ではあるがアシュタルが大地を治める)
→復活後、アシュタルを打ちのめす
→今度はモトが復活、軍対軍の戦いではたちまち勝利
→しかし一騎打ちは実力伯仲
→太陽の女神が味方になり、大神を引き合いに出して降参するように命じる
→モト降伏

・その後
→空を掌握し、アナトをなだめる

アナト

宮殿を建てるとりなしを頼まれる
→その際、まだ生きていた足元のヤムを「ひどく」打ち据える

・モトとの戦い
→太陽の女神に頼んでバアルの死体を取り戻し、埋葬
→最初は兄を帰すようモトに嘆願、二度目は問答無用で肩をつかみ、
剣で引き裂き、かみはバラバラになった

・その後
→モトやアシュタルに靡こうとした人間に復讐の念にかられ、出会うあらゆるものを切り倒して廻る
→歌にて自身が打ち倒した敵を謳う
(海の支配者(ヤム)、七つの頭を持つ怪物(レヴィヤタン)、跳ね回る仔牛、獰猛な犬、性の悪い凶暴な這いずる蛇などの「手に負えない奴ら」)


・・・こうしてまとめると予想以上にバアルの落ち度とアナトの(自己報告だが)驚異的な戦闘能力が浮かび上がる。まぁ落ち度に関しては神話なんてどこもそんなもんだけど・・・
正直バアル最大の功績はアナトをなだめたことな気がしてならない。

今まで三大君主は三国志での劉備三兄弟と重なってたけど、
これを踏まえるとバアルが劉備(演義仕様)、アナトは呂布に見えてきた。
違う話では実の父親の大神に「あなたの灰色の髪を頭蓋骨を砕いて血で染める」
とか脅迫してるし・・・神と人物重ねること自体馬鹿らしいけど、呂布どころじゃないなこりゃ

そしてバアルの他力本願寺状態・・・
まぁ某一神教じゃないんだからそれぞれに見せ場があって当然なんだけど
ただ以下の三点には注目したい。

・すばやく狩をし、機敏に槍を使い、見目よい好男子
・なんだかんだで「戦い」においては敗北していない
・対軍勢の戦いにおいては苦戦さえしていない

バアルが主神となる過程の話としても、竜の姿のヤムや姿・礼拝・祭儀などが残されていないモートに比べ、
治水や恵みを象徴し姿も「人に近しい神」がより信仰されていったってことかなと感じます。

「世界最古のヤンデレ」ともいわれるアナトに対して、失敗も多いが容姿含め総合力は高めで
女神が味方について最終的には勝利を収めるバアル・・・
よし、これからバアルは「世界最古のラノベ系主人公」と呼ぼう。
(ラノベの前に神話自体が文学の源泉なことはおいておく、ラノベ=女の子ばっかり出てくる小説という偏見にまみれた知識しかないこともおいておく)


最後に、

※ただしイケメンに限るって紀元前からなんですね

2016年12月1日木曜日

戦国下天禄 適当攻略メモ

戦国下天禄の適当攻略メモ
時間ができたらちゃんと整理&紹介・レビューしたいところ


マニュアル:ゲームのヒントより
・茶器を所持していると友好度が上がりやすくなります。

・所持品に馬があると個人ターン時の移動時の行動消費が半分になります。
設定で移動範囲を無制限にした場合は消費行動力が5になります。


フリー版で見られるイベントはおそらく正徳寺会見(1553年1月)のみ
太閤立志伝よりも大名の動きが活発なため、より史実どおりに進める(イベントを発生させる)のは困難だろう


起こした行動によってパラメータが上昇し、一部の特技を習得することもある(戦術で軍略家など)
ただし、特技に関してはほとんどは上位互換かつ師事できる技能が存在する
(軍略家→合戦士、甲州流軍学など)


酒場依頼
高報酬の宅配依頼は荷物を狙う暗殺者との強制戦闘になる
(おとなしく渡すという選択は残念ながら無い)
かなり強力な上2回行動なので、自信が無い限り避けたほうがいい
倒しても落とすのは忍び秘伝書ぐらい
こまめなセーブ、大事
まぁ多少の悪名に目をつぶればそのまま行動終了すればいいので、嵌まる恐れは無い

御前試合対策

7月に槙島城にて開催、名声が1000以上が参加可能条件?
無名で向かっても発生せず

・二位狙いなら剣聖なしでもいける
→むしろ二位になって装備を揃えてから一位を狙うのが常套かも

・決勝はとにかく攻撃力がすごいので、防御を主に隙ができたら攻撃に転じる
防御で被害を半分にできるのはかなり大きい

歩兵と騎馬は2段階の技能差で騎馬に自動設定される(そのぐらい能力差か?)

戦場で裏切るの基準は戦況ではなく勢力差(大勢力所属戦況不利で何度も確認)

論功行賞において、手間ではあるが金1ずつ与えれば安価かつ早くに友好&忠誠度を上げられる

当主の嫡男でもエンディングは譜代扱い
悪名はおそらく下げる手段なし、そのため謀反するとバッドエンドのみかと
(太閤立志伝と同じ)

昏き地平攻略用ツイート、おすすめカードなどツイートまとめ

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